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軽旅トク(@karutabi)です!
今回は相棒テントの紹介です。
海外メーカーZEROGRAM の超軽量ダブルウォールテント「PCT UL2 MF」!
もうシルエットから機能まで最高すぎる2人用超軽量テントです。
購入して3年使用してきた情報を交えて紹介していきます。
良ければ最後まで御覧くださいませ。
PCT UL2 MF / ZEROGRAM(ゼログラム)
商品詳細
付属品 | フライシート、インナーテント、ポール(1組)、 ペグ9本、ポールポーチ、ペグポーチ、スタッフバック |
サイズ | フロア:212×130(front)×118(rear)cm 高さ:100cm 収納: 43×15cm |
最小重量 | 1170g( 本体、ポール、ペグ ) |
最大重量 | 1360g |
定員 | 2名 |
素材 | フライ:10D nylon PU / Sil coating インナー:15D ripstop Nylon Pu / Sil coating、20D nylon MF フロア:15D ripstop nylon PU coating ポール:DAC Featherlite NSL 8.5mm(1 hubbed poleset) ペグ:DAC(RED) |
価格 | 58300円 |
美しいフォルムで悪天候と結露に強い2名用ULダブルウオールテント。
テント名に入っているPCT(アメリカの三大トレイルの一つ Pacific Crest Trail)という名前の通りバックパッカーがストレスなく長距離移動でき、自然と一体化して過ごせるように開発されました。
フォルムの美しさ、素材による快適さ、悪天候への強さ、取り扱いやすさ。
どれをとっても一級品のテントです。自分が使っているからもありますが、欠点といえるものが殆ど無いです。
ZEROGRAMとは?
人が自然に入る影響を限りなく「ゼロ」にしたいという強い意志からスタートしたZEROGRAM。
環境に配慮し一歩進んだ持続可能なアウトドアライフスタイルを目指す総合アウトドアブランドとして進化しています。
ZEROGRAMは韓国のアウトドアメーカーで、環境に配慮しながら軽量化を進めています。2014年に日本上陸して以来、UL志向の登山家・キャンパーから支持されています。
なぜPCT UL2 MFを購入したのか?
NaturehikeのHiby3 REDの不良品に当たってしまい、キャンプ帰りに甲府にあるエルクさんに立ち寄りました。
そこで限定ポップアップされていたPCT UL2 MF REDと初遭遇。
カッコ良すぎて店員さんに色々聞いたのを覚えています。流石にキャンプ帰りだったので即購入はしませんでしたが、私の中に強く印象付けられました。
初遭遇から1週間ぐらい経ち、購買欲が抑えられず東京のゼログラム ショールームに電話。限定色のREDをメーカーから直接購入に踏み出しました。
緊張しながら無事購入!店舗特典で消費税分カットしてもらったり、シールや非売品を色々貰いました!
このときの体験が素晴らしくて、それ以来ゼログラム製品を使うようになりました。
テントと付属品はこんな感じ
フライシート、インナーテント、ポール(1組)、ペグ9本、ポールポーチ、ペグポーチ、スタッフバック、ガイラインが付属品です。
スタッフバックにボールを含めて全て収納が可能です。
専用のグランドシートは別売です。
PCT UL2 MFの購入方法は?
2022/1時点で公式オンライン、Amazon、楽天は販売なし。
ヤフーショッピングで一店販売、アウトドアショップサイトで販売が確認できるくらいになってます。
あとは私が購入したショールームに問い合わせや、取り扱い実店舗に聞くくらいしか入手手段がありません。
非常に良いテントなのに廃盤は残念です。後継テントはエルチャンテシリーズです。
PCT UL2 MFの設営方法を紹介
グランドシートを設置
グランドシートをテント設営位置に広げます。専用グランドシートは地面にペグを打つタイプではなく、テントと固定するタイプです。
インナーテントを設置
グランドシートの上にインナーテントを広げます。
設営時、風が強ければインナーテントを先にペグダウンしておくと設営が楽になります。
テントポールを設置
テントポールは全て繋がっているので、カチャカチャと接続します。
インナーテントの4角にテントポールを差し込みます。
テントポールは向きがありますが、色分けされているので迷う事はないと思います。
グランドシートとインナーテント4隅を接続しておきます。
インナーテントを吊り下げる
テントポールフックにインナーテント吊り下げて行きます。
吊り下げ箇所は分かりやすく、付けやすいので慣れるとここまでで2分あればできちゃいます。
インナーテント完成
PCT UL2 MFの特徴の1つが独特なインナーテントシルエットです。
インナーテント自体に撥水性があるので、簡易シェルターとして機能します。
フライシートの設営
フライシートをインナーテントにかぶせて行きます。
そのままだとヨレヨレなので、フライシートとインナーテント4隅を連結。その後フライシート5点ペグダウンします。
完成!
フライシートのテンションは設営後何度か調整すると、さらに綺麗に設営可能です。
シルナイロンの特性で時間経過とともに少し緩くなってしまうからです。
PCT UL2 MFの性能を紹介
インナーテントにモノフィラメントを使用
インナーテントの素材にモノフィラメントを採用、結露の不快感がほぼありません。
どんなテントでも結露は少なからず発生します。メッシュインナーだと、テントが揺れると結露が雨のように降り注ぎ不快になります。
ゼログラムのテントにはその不快感がない!モノフィラメントは素材自体が撥水するので結露の雨くらいなら弾いてしまいます。
*水滴などの点での侵水は防ぎますが、面での浸水には弱いので注意です
居住性が抜群に優れている
テント内の高さが1mあるので、大人が座っても圧迫感を感じず快適に過ごせます。
悪天候など長時間テント内にいる時でもストレスを感じないのは、使ってみて感じました。
出入口と前室がアクセスしやすい
短辺側1か所ある出入口と前室は非常に大きく機動力に優れています。
出入り口がかなり大きく開くため、腰を曲げて窮屈にテント内に入ったりする苦労がないです。
前室も最低限の広さと高さがあるので、雨の日でも調理や靴の着脱で困ることはありませんでした。
グランドチェアぐらいなら畳まずに前室に収納可能です。
収納箇所が豊富
PCTはテント内収納箇所が豊富にあります。入口両サイドに財布などを入れれるようなポケットが2つ。
天井中央にメガネなど小物を入れれるポケットが2つ。
入りきらない荷物は広い前室に収納可能。
明かりを吊るすフックも1箇所あります。
耐風性、悪天候に非常に強い
DACの連結型1ポールシステムを採用し設営の簡単さと、強固な台風性を両立しています。
しっかりとペグダウンさえしておけば、多少の悪天候なら問題なく耐えてしまいます。どれだけテントが揺れようが、結露の雨もふらないし、倒壊しないし、最強なのではと本当に思います。
インナーテントだけでも使用可能
インナーテントだけでアンチバグテントとして自立し使用可能です。
モノフィラメントは虫も雨も通さないので、雨の予報でなければインナーだけで過ごすのも楽しいです!
インナーテントも非常にユニークで美しいフォルムなのが最高!
3年使用して感じるメリット・デメリット
悪天候でも持ち出したくなるテント
雨ぐらいなら逆にテントを持ってキャンプに行ってました。
テント内に浸水もこれまでなしだし、風が多少強くても安心だし、ゼログラムのタープと合わせれば雨の日でも快適リビング空間が完成!
帰宅後のテント乾燥もベランダで問題なくできます。
他人と被ることはない
ゼログラム のテント自体使用している人がキャンプだとほぼおらず、登山だとチラホラみかける程度。
まして店頭販売限定カラーだったPCTは他人と被ったことはありません。
テント場で迷うことないので、その点では良かったです。
付属ペグがかなり丈夫
V字型のアルミペグですが、強度がかなり高いです。
3年間使用して付属のペグ破損は1本だけ!その1本も木の根に刺さったので、抜き取るために破損した感じです。
ピグ先端が傷がつく事はありますが、折れたり曲がったりはなしです。
DAC製のペグの凄さを本当に実感しました。
冬場が予想以上にあったかい
モノフィラメントは通常のメッシュよりさらに網目が小さいです。
意外なほど風を遮断して、保温性能も高めなので冬場でも問題なく使用できます。
夏場のモノフィラメントは暑い
風をほぼ通さないので、夏場は蒸し風呂のように暑いです。
メッシュテントと思って夏に使うと大変です。4シーズン用のメッシュなしインナーと体感同じくらいです。
夏にインナーテントを使うなら、タープの下に設置して日影を風の通り道を作ると割りと快適です。
夏に使うなら低地のキャンプではなく、高所の登山用テントと割り切ってもいいかもしれません。
フライシートがぱりぱりにくっつく
フライシートを湿気を含んだ状態でたたむと、ものすごくくっついちゃいます。
購入当時くっつきすぎて、不安になってメーカーに問い合わせしたことがあるくらいです笑
付き合い方としては、使用後乾燥してから収納する or 濡れたまま持って帰って帰宅後に即干す。
唯一の欠点とも言える、岩海苔のようにくっつくフライシートです!
やっぱりカッコいいことに尽きる!
マジでかっこよすぎるテントです!
ZEROGRAM さんPCTの後継モデルどうか発売お願いします!
まとめ
超快適なのに軽量・コンパクトでほぼ欠点なしのPCTの魅力が少しでも伝わったでしょうか。廃盤なのがただただ悲しい。。
一度モノフィラメントの快適性を知ってしまうと、次のテントもゼログラム にしたくなる中毒性があります、
ぜひ皆さんのテント選びの候補に入れていただければなと思います!
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