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軽旅トク(@karutabi)です!
テントのメンテナンスしていたら異変を発見!ショックですが、見つけたからには直さないと!
今回は愛用しているテントを修理していきます。
考えられる原因を踏まえて紹介していきます。
よければ最後までご覧下さいませ。
テントの加水分解・寿命
テントの寿命とは?
どれだけ大切に使っているテントでも、残念ながら寿命があります。
- 紫外線などによる生地へのダメージ
- 突風などによるポール破損
- 岩場などでの引き裂き
これらの要因はある程度使い方でコントロールできますが、生地の加水分解だけはどうすることもできません。
テントの寿命が5〜10年くらいと言われる所以です。
加水分解とは?
加水分解とは、水分や空気中の湿気によって発生する分解反応です。
ウレタンゴムやポリウレタン(PU)は、耐摩耗性や耐水性に優れる反面加水分解しやすい素材。
素材や製品が未使用であっても加水分解は進行、言ってしまえば売られる前から少しずつ進んでます。
加水分解が進むとどうなるの?
加水分解が進行していくと素材自体がボロボロになったり、表面がベタベタしたり、悪臭を放つようになります。
ウレタン素材の特性から、加水分解を避けることはできませんが、お手入れや保管方法により、劣化を遅らせることはできます。
劣化させない為にはメンテナンス
- 水分を含んだまま放置・収納しない
- 高温多湿な保管環境をさける
- 定期的に空気に触れさせる
キャンプをした後、乾燥撤収させるのは基本です。もし現地では難しそうなら、自宅で可能なら仮設営して乾燥させるのがベストです!
また加水分解の面だけ見れば、未使用であったり使用頻度が低い場合より、短時間でも使用を頻繁に行うほうが加水分解の進行を遅らせることができるといわれます。
私のテントで原因切り分け
今回テント修理で使用したいのは、相棒ゼログラム「PCT UL2 MF」。
超軽量2人をダブルウォールテントで、美しいスタイルなので好んでテント泊で使用しています。
詳しい紹介記事はこちらです。
シームテープが白くなってる!
フライシートの縫い目に貼ってあるシームテープが、かなりの箇所で白くなり接着面が浮いている状況です。
まだ完全に剥がれてはいませんが、このまま使用すればいずれ剥がれると思われます。
かなりの悪天候で使ったり、猫におしっこかけられて洗濯したり、水と触れることは多かったのでしょうがないのかなとは思います。。
シームテープの状態を考える
シームテープは劣化の進行具合により以下のような現象があります。
- テープの色が透明から白くなる
- テープが接着面から剥がれる
- テープがバラバラに崩れる
今回の私のテントだと白くなり、剥がれる所までしか進行していませんでした。
修理方法を考える
シームテープが白い部分が増え、少し剥がれかけている現状。
どう修理すれば最適なのか?
シームテープが完全に剥がれていたり、朽ちていたりした場合は新しく貼り直しが最適だと思います。
今回はシームテープが剥がれて間もない状態なので、アイロンでの再接着が有効と思います。
全体的にアイロンで再接着を行なっていきます。
シームテープを修理する
アイロンを用意
アイロンと当て布、あればアイロン台を用意します。
アイロンはスチーム機能などは使用しないので、どんなタイプでも大丈夫です。
当て布は必ず用意しましょう。テントそのままアイロン掛けすると、低音でもテント破損に繋がります!
アイロン台は作業効率アップの為私は使用しました。
アイロンの温度は低〜中
アイロンを温めて作業開始です。
最初のうちは温度は低で行いながら、テントの様子をみて中なども使用します。
当て布をしながら少しずつシームテープをくっつけて行きます。
根気よくシームテープを接着
私のテントは2人用の軽量モデルとはいえ、シームテープ処理されている箇所は少なくありません。
曲線の箇所、立体的になっている箇所もありかなり根気が必要でした。
シームテープ復活!
1時間程度で再接着が完了!
集中して作業したので疲れましたが、大満足の出来です。
まとめ
今回はシームテープ再接着で修理できました。
同様の現象が出たら、流石にシームテープの寿命とみて貼り直しをしようと思います。
大好きなテントなるべくメンテナンスをして、長く使ってあげたいですね!
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